勝山シークヮーサー工場見学〜シークヮーサーの花の香りとヒージャーオーラセー〜

授業レポート
日時:2016年3月13日(日)
先生:山川良勝さん

3月13日日曜日。
琉球ニライ大学の授業は名護市勝山で開催しました。

勝山シークヮーサー花香り祭り

今回は(有)勝山シークヮーサーさんとのコラボ授業です。

早速事務所で山川社長から会社設立の経緯や思い、そして商品の紹介をしてもらいました。

このあとは工場の見学です。

洗い場でシークヮーサーの汚れを洗い落とす際に、収穫する時に皮に穴が開いてしまったシークヮーサーは中に水が混入してしまうので選り分ける必要があるそうです。

奥の黄色のベルトコンベア状の物は、ブラシになっていて、シークヮーサーの汚れを落とします。このブラシも殺菌処理に気を使われているそう。

こちらは熱処理の解説。

工場見学が終わるといよいよ、自生するシークヮーサーを見学に行きます。
会社のすぐ近くの山に車で移動して、山の中に入ります。

辺りはたくさんのシークヮーサーの木が生えていまいしたが、今年は残念ながらシークヮーサーの花の開花が遅れているそうで、花が開いているのはわずかでした。匂いを嗅いでみましたが、確かに!うっとりするような良い匂いがしました!ずっと嗅いでいたかたった〜! 開花した頃にもう一度来ようと心に決めました(笑)

岩の上に生えた「根性シークヮーサー」だそうです。 自生地ならではですよね。

みなさんはシークヮーサーの皮に穴を開けずに採ることができますか?
実は引っ張って採ろうとすると、ヘタが取れてしまって皮に穴が開いてしまうのですが、シークヮーサーをくるくる回すとヘタについた枝が簡単にねじ切れるので、穴を開けずにキレイに採ることができるだそうです!

農家の方は何個も何個も毎回くるくる回すのは、手首が疲れそうで大変だなと思いました。

さて、お腹がすいてきた頃です。山を降りて祭り会場に移動しました。

多くの人で賑わっていました。
私たちはまず、シークヮーサーの枝でマイはし作り体験です。

みなさん真剣!!やってみると熱中しますよね。

今度はシークヮーサーの種を圧縮して取れるオイルを使って、無添加のハンドクリーム作り体験です。

スポイト使ったり、計りをつかったり、試験管的なものに入った水を混ぜたりと、理科の実験みたいで大人も子供も楽しんでいます。

お昼は、僕はヒージャー汁を食べたんですが、写真を撮り忘れてしましました。。たまたま相席した方があぐーを飼育されている方なのか、このお店の方で、「にーちゃん豚汁うまいから食ってみ」って勧めてもらいまして(笑)とても美味しくいただきました。豚もヒージャーも最高!ヒージャーも全く癖がなく、あっさり系で初心者向きでした。

食べ終わる頃には、ヒージャーオーラセーが始まっていました。

テレビでは見たことあるけど、目の前で見るとすごい迫力です。

音もスゴイ! 山羊は闘牛と違って、人がけしかけなくても、目の前に雄がいたら戦いが始まる感じでした。

お互い後ろ足で立って角をぶつける技を「カチ割り」 角と角をかけて相手の首にダメージを与えるのを「かけ技」と解説されていました。

ヒージャーオーラセーが終わると、闘山羊場でお待ちかねの景品の抽選会です。
山羊が当たるかもしれないということで、抽選券は大人気で、一人で5口(一口300円)買っている人も多かったです。

商品は(有)勝山シークヮーサーからもたくさん提供されていましたし、シークヮーサーなど様々な苗木から自転車、そして子ヤギ一匹! 子供達が手際よく当たった人に手渡します。

いよいよ、山羊の抽選ですが、

当たった方が、いらないということで、オークション開催です!

どんどん値段は跳ね上がり、上限の1万円に!
それでも結構な人数がいたので、ジャンケン大会になりました(笑)

ジャンケンに勝った方の一万円は山羊が当たった方に渡ります。

地域の特産が食べられるし、マイはし作りやハンドクリーム体験もできるし、目でみて楽しめるし、抽選会のおかげで一観客から参加者になれるこのお祭りは、また来年も来たいなと思いました。

今度はシークヮーサーの花が香る時期に、またこの地域を訪れてみたいです。

琉球二ライ大学
学長 新里玲王奈