詳細
【Think!学科】
Think震災vol.3~remind & think~
日時:平成24年1月21日(土)20:00~21:30
教室:Bar土(国際通りJAL CITY裏、パラダイス通り)
先生:千葉ゆうすけ さん
料金:無料(ただし、ドリンク1品のご注文をお願いします。)
<授業内容>
「3.11」の震災から10ヶ月、私たちの何が変わって、何が変わっていないのでしょうか?
震災後、福島から沖縄へ移住して来た千葉ゆうすけさんを交え、
参加者全員で震災後 の「これから」を考えシェアしてみませんか?
<授業の流れ>
19:45 集合・受付
20:00 はじめに
20:05 「震災」をふり返りつつ、千葉ゆうすけさんの自己紹介。
20:30 来場者を交えた意見交換。
~震災後に考えたコト、行動したコト~
21:00 ふり返り(みんなで考えた事をSHARE)
21:30 終了
ID:0051
レポート
Think!震災vol.3は、震災後に福島から沖縄に移住した千葉さんのお話を伺いました。
千葉さんの自己紹介の後、コーディネーターから3.11以降の経過についてまとめたスライドで振り返りました。
福島・宮城・岩手の3県における、自県外への避難者数は、福島60,496人、宮城8,633人、岩手1,550人に上っており、東北3県から沖縄県への避難者は904人。うち福島県から600人が避難していているとのこと。6月以降はつき50人のペースで増加していることが示されました。
続いて、地震のときの千葉さんの体験談。千葉さんは郡山市で被災。昼前まで晴れていたため薄着のまま屋外に避難したら吹雪き始め、みな寒い思いをしながら携帯で地震情報を得ていたとのこと。
郡山市内は、同じ市内であっても地区によって停電や断水などが発生している状況だったそうです。
この日、参加してくださった方々の中には被災地へ支援活動を行った方や関東から避難して来た方もおり、その方々のお話も伺うことができました。被災の現場に行き、現地の人と接したときの話を直接聞くことは、新聞などで読むよりも強く心に残るものでした。
いろいろな話の中で、被災者受け入れ地である沖縄の一つの課題として、避難してきている方々がつながる場がまだ十分ではないことが分かりました。私達のやるべきことが一つ見つかったような気がします。
ここで予定時間を越えたので一旦終了としましたが、その後も語らいは続きました。「話すことができてよかった。」「話を聞けてよかった。」との声があり、ニライ大学の「つながる」という理念を実現できた授業の一つだったと思います。
(ニラ大スタッフ 川満)