詳細
歴史さんぽ・長虹堤編 ~ 王朝時代のレインボーブリッジ
2010年11月21日(日)10:30〜12:30 教室:ゆいレール牧志駅前ローソン集合
授業情報
開校記念9コマ授業 その1
昔のカケラをたどる町歩き。
いつもの風景が違って見えてくるはず
先生:喜納大作さん(地域研究グループ シマミグイ)
時間:10時30分〜12時30分/ゆいレール牧志駅前ローソン集合
参加費:無料
定 員 :10名
先生:喜納大作(地域研究グループ シマミグイ)
教室:屋外授業
フォトレポート
感想
二ライ大学開校記念授業の1コマとして、外で何か授業をやりたい!と思い、歴史マスター、喜納君に先生をお願いしました。
昔、那覇と首里は海で隔たれていた。それは、中国からの冊封使の首里までの往来を不便にしていたため、琉球王国国王が命じて石橋をかけ、那覇と首里をつないだという。その石橋は長虹堤(ちょうこうてい)と呼ばれていたそうで、この授業では、長虹堤の跡をたどりながら那覇市国際通りから、崇元寺、美栄橋エリアを散策しました。
授業のスタートは牧志公園。ここの周辺がちょうど長虹堤のスタート地点だったらしく、今は小さな拝所があり、公園では毎年奉納相撲大会が開かれているそうです。国際通りの片隅にこんな歴史があったんですね~。早速みんな聞きいっていました。
それから、琉球王家にゆかりのあるフラワーショップ、桃原農園を通り過ぎて、崇元寺へむかいます。崇元寺はただの原っぱではないのです!ここは実は国廟、つまり琉球王国時代の王様の位牌を祀る場所だったそうです。崇元寺の横には下馬碑というのがあり、それには、どんなに偉い人でもここでは馬を下り、礼を示しなさいと記されているそうです。
次は、今はコンクリートの橋になっているけど、かつては崇元寺橋という橋がかかっていた場所へ。ここでは当時の橋の写真も見せてもらいました。コンクリートの橋に、当時に似せた装飾がされているというのはなんだか嬉しいですね。
それから、長虹堤跡といわれる十貫瀬通りを歩きます。今はスナックが立ち並ぶ小さな筋道だけど、ここに昔「遠望すると虹のようであった」長虹堤がかかっていたんだな~と考えると不思議な感覚がします。
終点はモノレール美栄橋駅前。ここは美栄橋と呼ばれるとおり、当時橋がかかっていたところ。当時の橋の修繕碑が今でも立っています。修繕碑はオリジナルだそうで、戦争の跡とみられる銃痕があった。
身近なところにも歴史のかけらはたくさん残っているんですね!自分の町でも探してみたいです。
授業の最後は、恒例の記念撮影。秋空の中の早朝散歩、楽しかったな~!朝早くにも関わらずご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
授業コーディネーター:張本ちえ
受付方法:受付期間中、WEBフォームより予約制で申し込みを受付いたします。
※先着受付後にキャンセルが発生した場合は募集受付再開します。
諸注意等:集合場所へは、授業開始時間までに必ずお集り下さい。授業開始後の参加は制限させていただく場合があります。
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カテゴリ:【開校式】