にしだ・みよい

にしだ・みよい
 1974年、那覇市生まれ。沖縄県立那覇高校、東京の大学で機械工学を学ぶ。帰沖後、琉球大学大学院を経て、IT関連企業に就職。2003年から福祉施設で介護職に就く。2013年にお香専門店を開業。店舗やカルチャースクールで講座を開き、指導もしている。

*香やその原料、フレグランス商品、香炉など100種類近くを販売。予約制で手作りお香教室も開催する。香といってもなじみ深い線香、茶道に使われる練香や香木、体に塗る香水のような塗香(ずこう)など種類はさまざま。「伝統的な天然の香りに加え、時には合成香料なども使い、お客さまのニーズやテーマに沿った香りを作り出している」という。
 「香には単なる癒やしだけでなく、心を和ませてくれるものがある。さらに、仏教伝来とともに日本に伝わってきたという背景から、鎮魂や弔いといった仏教的な意味もある」「香は沖縄にはあまりなじみのない文化。さまざまな意味合いの込められた香の世界を多くの人に知ってもらいたい」と活動している。