沖縄の伝統娯楽 闘牛に行ってみモー

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詳細


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沖縄の伝統娯楽 闘牛に行ってみモー

日時: 2012年1月29日(日)11:00 (現地集合)
教室: 石川多目的ドーム
先生: 又吉利一さん
定員: 20名
料金: 授業は無料ですが、入場料は各自負担(大人3000円、女性2000円、中高校生1000円)。
他、相乗りする場合は、ガソリン代実費を人数割り

沖縄にも「闘牛」があるのは知っているけど、見たことがない人も多いはず。そこで、遠足気分で、みんなで一緒に闘牛を見にいきませんか?沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牛2頭が戦うものです。

その迫力は、牛といえばのんびりしている、というイメージを覆す事間違いなしでしょう。闘牛がどのように親しまれてきたのか、ちょこっとその歴史にも触れながら、闘牛を楽しみまモー(しょう)!

・コンクリートに直接座るため、腰が弱い方は座布団・簡易椅子などをお持ちください。
・観戦は長時間におよぶこともあります。コンクリートに直接座るため、腰が弱い方は座布団・簡易椅子などをお持ちください。
・観戦終了時間は未定です。早い時は2時間、長い時は3時間ほどかかります。早めに帰られてもOKです。


<授業の流れ>
(相乗りの方)那覇市内で集合
(それ以外の方)現地集合 11:00
各自チケットを購入して、席を確保
「闘牛の楽しみ方」の紹介
牛舎を見学
闘牛観戦

受付方法:受付期間中、WEBフォームより予約制で申し込みを受付いたします。
※お申し込みは、先着順となり、定員に達し次第、お申込終了とさせていただきます。
なお、お申し込みのキャンセルが発生した場合は受付再開します。

諸注意等:集合場所へは、授業開始時間までに必ずお集りください。
授業開始後の参加は制限させていただく場合があります。

【授業の参加について】
授業の参加は全て参加者各自の自己責任となります。
琉球ニライ大学は一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

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レポート

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初めて沖縄の闘牛を本場のうるま市で見てきました。

スペインで闘牛を見に行ったことがあったので、
会場に入った時の独特の雰囲気が似ているのも納得。
見て分かったのは、牛vs闘牛士ではなく牛vs牛。
スペインの闘牛は生死をかけた過激なショーで
残酷な面も否めないですが、それが持つ臨場感が魅力でもありました。
ここの闘牛は相手の戦意を喪失させたら勝ちとなり、
必要以上に傷つけないルールのあり方が安心して見やすく、
龍神マブヤーと通ずるものがあると感じました。


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それに、勢子(せこ)と呼ばれ戦いを鼓舞する役割の人も見物!
この勢子が「ヤグイ」と呼ばれる掛け声は人それぞれで、独特のヤグイをする人も多く、真剣勝負ながらも不覚にも笑ってしまいました。


闘牛は確実に地域に根差した沖縄の文化そのものだと肌で感じました。
また一つ沖縄の魅力を体験できたことが大きな収穫!
(ボランティアスタッフ 島袋)


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先生はタイムス通信員の又吉利一さん。

闘牛は牛を率いて入ってくるところから始まります。うまく主導して中央で角を突き合わさせなければなりません。
角を合わせるとすぐに勝負は開始。どちらかが逃げ出すまでやるのが一般的な流れです。


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「ハイヤー」「ヒンヤー」勢子と呼ばれる闘牛士が声をかけ、組み合った牛を大声で囃し場を盛り上げます。勝負が膠着していても、1t近い巨体がせめぎあっているのだから、牛にとってはものすごいアイソメトリックです。やがてどちらかがスタミナや気力切れを起こし逃げにかかると勝敗が決まります。勝った牛には優勝と書かれたタオルがかけられ、負けた牛も拍手とともに見送られます。こうして息の詰まる試合が十番ほど続きます。


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牛たちの額の血を見ると痛々しい気分になりますが、関係者はとても熱闘していました。試合後、ディフェンディングチャンピオン・荒風号の角に触れてみましたが、なめらかで丸い。重さと勢いがあるからあたると痛いのだろうと思います。ともあれ、土煙りけぶる白熱シーンを何度も見ることができて満足でした。不戦敗を出すくらい牛は平和な生き物なのですが、戦う牛は人間に元気をくれていました。沖縄の闘牛は主催者がそれぞれ工夫をこらし、一見の価値のあるイベントとなっています。
(ボランティアスタッフ 辻野)



 ニライ大学の導きで闘牛大会を見た。私は沖縄生まれ沖縄育ちの沖縄人だが初めての体験だった。直径二十メートルほどの円形の対戦場は砂混じりの黒い土だ。円の回りを数十センチの幅の赤土で土手のように防護し、鉄柵で囲んである。
 八百キロ、九百キロある巨大な牛と牛が角と角をぶつける。頭突きを喰らわす。禁じられた技はない。何でもあり。戦意を失って逃げた牛が負け。制限時間はない。単純明快だ。
 三、四回、眼前に突進してきた牛がいた。飛び込んでくるのかと思い、戦慄が走った。土手を掻き崩し、観客席に飛び込む勢いを見せた牛もいた。私は何度も巻き上がる土煙りを被った。十番の取り組み。二時間半。私は人間であることを忘れて牛になって押し込んだり角でひねったり踏ん張ったりした。
 浮き世の哀しみも心労も、あのこともそのこともない楽しいひとときだった。
(参加者:玉代勢さん)

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