人権を通して「生きる」事を考える

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【人生学】人権を通して生き方を考えよう
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日時:5月15日(日)10:00~12:00
教室:若狭公民館第一会議室
先生:ひがまさなかさん
定員:20名
内容:昨年度、県内の中学や高校など70箇所で行った講演をお届けします。ハンセン病やエイズの問題を通しながら、私たちはどう生きるべきか、という「生き方」に迫っていきます。いじめを続けていた女の子が「もう二度としない」と涙ながらに誓ったことがありました。リストカットをする子が「強く生きる決意を」したこともありました。わずか1時間の間にいろんなドラマが生まれる講演だったと思います。さあ 一緒に楽しいときをすごしましょう。一緒に大切なことを思い出していきましょう疲れている人はコ-ヒ-でも飲みながら参加しましょう。エネルギ-がわかちあう、そんな時間になれたらいいですね


受付方法:受付期間中、WEBフォームより予約制で申し込みを受付いたします。
※お申し込みは、先着順となり、定員に達し次第、お申込終了とさせていただきます。
なお、お申し込みのキャンセルが発生した場合は受付再開します。
諸注意等:集合場所へは、授業開始時間までに必ずお集りください。
授業開始後の参加は制限させていただく場合があります。

ID:0033
カテゴリ:【音楽】


レポート

110515_01.jpg_effected.jpgこのテーマだけをみて、どんな話になるんだろ、初めての参加でもあったのでドキドキしておりましたが、比嘉先生や運営スタッフ、参加者皆さまのおかげで大変良い時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
優しさや愛情ってなかなか難しいですが、まずは自分の中の壁をとっぱらうこと、素直な気持ちを持つことかなと思いました。

山内


110515_02.jpg_effected.jpg琉球ニライ大学のクラス”人権を通して生き方を考えよう”
に参加して思った事。

アメリカ滞在暦約20年、丁度一年前に沖縄にUターンして来たばかりで、リベラル派の多いい少数派民族、黒人系、メキシコ系、アジア系などが今は多数派となったカリフォルニア州、西海岸では同性愛者ゲイ、レズビアンやトランスジェンダーの多く住むメッカとしても世界中で知られている。

サンフランシスコにはHIV/AIDS患者が多く密集していて、世界にも誇る有名な中央病院がある、感染病にも世界一力を入れている所である。
80年の始めから急速に広がったエイズ・パンデミック、世界中をパニックに陥れた。
そして沢山の人がそれ相当の手当てを受けられずに死んでいった。
町の住民は恐怖に慄き同性愛者、マイノリティーや薬物使用者を避けていった。

80年はまさに目に見えない物との戦いが続いた。
薬を何回も繰り返し改良しやっと少しはコントロール出来る様になったのが90年の半ばに入ってから。
サンフランシスコ中央病院は町の各NPOと同時進行で患者等の心と体のケアーを進めた。
NPOの心のこもった温かい心のケアーとHIVとAIDS患者等へ毎日の無償のフード・デリバリー配給のお陰で多くの患者の命を生き伸ばせ救う事に成功した。

そんな背景のあるサンフランシスコと言う町から戻って来たばかりの私にとって今回の”人権を通して生き方を考えよう”と言う沖縄でのクラスはとても興味深い気持ちで参加しました。

こんな小さな島でどんな授業を開くのだろうと興味津々で内容を聞いていました。
私も島んちゅ、ハンセン病で隔離されていた島の事は昔から知っていました。
でもその歴史や内容を細かくは知らなかった。
正直余り興味もなかった、両親や親戚が本部出身で昔から屋我地島の事を良く言ってなかったから、自ら偏見で島を避けていた私。

110515_03.jpg_effected.jpg大都会サンフランシスコと小さな島沖縄のある地域でやっている事はまったく同じ。

無知なだけでは病気の拡散を防ぐ事は出来ない。

人間はお互いを思いやり、教育しあって初めて何かを生み出す事が出来る。

病気を治すのは薬ではない!人間だ!
病は気からと言うがまさにその通り!

その日のクラスの講師は元中学校の教師、現在NPOを立ち上げ沖縄に人格形成教育の場をと大きな夢を抱いていた方だった。

彼の授業は初めてサンフランシスコで病気の患者や周りを取り巻く人々に対して何もジャッジしない、差別しないと言った様な勉強会やテラピー・カウンセリングのやり方と全く変わりはなかった。むしろこの閉鎖的な日本や沖縄なりに余り刺激を与えない様な優しいテクニックで上手く話をして下さった。

日本全国で東京都と並んでHIV感染者の多いいこの小さな島で沖縄なりの教育やカウンセリングは今最も必要とされていると思う。

閉鎖的な日本社会、企業や団体もそういうシステムを作れない難しい環境の中、
琉球ニライ大学は時代を先取したかの様に進んで取り組んでくれたのには心から感謝します。

琉球ニライ大学は差別をしない、偏見も持たない、ジャッジもしないと言う事を証明してくれた様なものです。

私達マイノリティーとして明るく健康で生きて行くにはそういった受け皿が必要になって来ます。一人でも多くの沖縄んちゅ、そして沖縄をこよなく愛する人々に光と希望そして助けを差し出していくでしょう。

外国と比べて差別の少ないこの日本の社会で人権という言葉をよく考える機会は余りありません。人権とは人間に与えられた自由と言う意思、皆、平等と言う権利、命ある私達に与えられた生きる権利だと思います。

琉球ニライ大学は確実にステップアップをしています!

これからも又この授業のパート2、パート3と進んで行ったら良いと思います。

今度、沖縄で未だ行った事のない所、屋我地島へ遊びに行ってみようと思いました。

どうもありがとうございました。

すなお。
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