琉球ニライ大学 - 今知りたいこと、「放射能」

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【環境学】今本当に知りたいこと、「放射能」
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日時:平成23年4月17日(日)12:30~15:30
教室:久茂地公民館(那覇市)
先生:川満 昭範さん
内容:今本当に知りたいこと、「放射能」。福島の原発震災で「放射能」に不安を感じている人は多いと思います。そんな気持ちの中、どんどん流れてくる情報がたくさん。何が起こっているのかな?本当に大丈夫なのかな?心配だな。何が出来るのかな?4月の授業では「放射能」について、できるだけ分かりやすい解説と、対話を通して授業を行います。

【授業の流れ】
12:30~13:00 集合・受付
13:00~13:45 座学
(核分裂、放射性物質、放射能、放射線の種類と影響、測定単位の見方など)
14:00~15:00 みんなでシェア
(不安に思っていることと、対処に必要な知識など)
15:00~15:30 ふりかえり/アンケート
15:30 終了

※写真はイメージです。授業の内容とは関係ありません。


受付方法:受付期間中、WEBフォームより予約制で申し込みを受付いたします。
※お申し込みは、先着順となり、定員に達し次第、お申込終了とさせていただきます。
なお、お申し込みのキャンセルが発生した場合は受付再開します。
諸注意等:集合場所へは、授業開始時間までに必ずお集りください。
授業開始後の参加は制限させていただく場合があります。

【授業の参加について】
授業の参加は全て参加者各自の自己責任となります。
琉球ニライ大学は一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

※お申込の際、備考欄に放射能に関する疑問や知りたいことを記載していただけると幸いです。


ID:0031
カテゴリ:【環境学】

レポート


1986年のチェルノブイリ原発事故の時、私は9さいでしたがテレビの報道や周囲の空気の緊迫感で“放射能”というものに恐怖を覚えました。

あれから25年経ちましたが放射性物質を消してしまえる程に化学は発展していません。
しかし、あの当時とは違いいろいろな情報が得られるようになりました。

今日の講座では今後沖縄に高濃度の放射性物質が到達の場合の対応等、いかに自衛していくかを、他の方の意見も交えながら勉強できてとても和やかに交流ができました。今も放射性物質は北半球全域へ放出され続けているなか、対岸の火事だとは思わず周囲への情報の共有も含めて日々勉強していきたいです。

(生徒 新垣)

当初はプレゼン+質疑応答、というイメージで臨んだ授業でしたが、実際には次々に出てくる質問にひたすら必死で答えるという、完全に想定外の展開 となりました。あちらこちらに飛びながらも用意した資料をほぼ網羅する形で終わることができたのは、授業に来てくださった方々の「知りたい」とい う熱意のおかげだと思います。私自身も多くの「気づき」を得た授業でした。

正直、理解できないままの項目も多々あったと思います。「正しく怖がる」という目的を達成できたかどうかは微妙なところです。しかし、授業の終わ りに、「考えるきっかけとなった。」「聞くことで理解が深まった」「知らない怖さから、知った上での怖さになった。」等の感想を頂き、「正しく怖 がる」ための1歩目にはなったのかな、と思っています。

授業が終わり、外に出ると雨が降っていました。散々放射能の話をした後では、そこに無いはずの放射性物質があるような気がして少し嫌な気持ちにな りました。その気持ちを知識で抑えつつ、いつか状況が悪化したら、この嫌な気持ちが肯定されることになるのかと思い、憂鬱な気分になりました。そ れは、福島の事故は、福島だけではなく、遠くこの沖縄まで影響する、私達の直面している事故なのだという実感でもありました。

今、過酷な現場で原発の処理に当たっている人々の無事と、事故の収束を祈ります。そして今、私達にできることは、不当な根拠で被災者や被曝者を差別しないよう、「正しく怖がる」ために知ることなのではないかと、私は思います。

(先生&コーディネーター 川満)

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